VOCAROIDを考える

どうも。

2週間ぶりの更新です。先週の土曜日にライブからの飲みからの徹カラして日曜日は昏睡、その後火曜日から風邪ひいてずっと仕事行って帰ってきたら飯食って即就寝みたいな生活をしてたので、更新できませんでした。まあ、週1回くらい更新できたらいいかな？みたいな感じのスタンスなので…

言い訳はこれくらいにしておいて。最近なんか身の回りでボカロが微妙にブーム来てます。発端は多分ガルパと初音ミクのコラボのアレだと思います。ちょうどそのタイミングでマジカルミライ2018もやってたし、そういうことなんでしょう。

僕も昔はよくボカロを聞いてました。2010～2012くらいです。その頃は週刊ボカランとかも毎週チェックしてdigってました。ただ、その後オタクミュージックから距離を少し置き始めたくらいから段々聞かなくなって2014か15以降はマジでわかりません。

でも、周りを見ていてもボカロのブーム自体その辺を境に下火になっていったと思うんですよね。ニコ動といえばボカロの時代もあったくらいなのに、今や見る影もないです。

まあ要因はいくつかあるのだと思います。例えば、有名Pの流出。かつて、人気を博したPって、今大体メジャーにいったり、バンド始めたり、トラックメイカーなってたりするじゃないですか。あれ。そうなると、ボカロ曲作らなくなって、ファンは離れるわけで。まあそれが悪いこととは思わないですけど、ボカロというコンテンツは衰退していきますわなって話です。

で、それに関連するところであげると、黎明期の有名Pとその次の世代以降の質の差もあると思うんですよね。これは、ボカロに限らず、あらゆる音楽ジャンルにも言える話だし、オタクコンテンツ的にはラノベとかにも言える話だと思います。

黎明期のPって音楽がやりたくて技術もあって。でも歌ってくれる人がいないっていう人たちが大半だったんですよ。そこで使用したのがボーカロイドというわけです。彼らは、元々色んな音楽を聞いている背景があって、技術もあった。なので、やっぱり好みはあれど、質としては高い水準にあったと思うんですよね。

ただ、それらの曲を聞いて育ってきた人が、ボカロPの界隈に入ってきたポイントがあると思います。多分2012～2013ぐらいです。当時中１だった人が大学に入るくらい、高３が大学卒業するくらい、とかですかね。勿論、全員というわけではないんですけど、ボカロ曲というものを聞いてきた層がそれを作り始めたのがこの時期になるんじゃないかと思います。だからこの時期以降、「ボカロ曲っぽい曲」を意識して作った曲が増えた気がします。

まあそれが良いのか悪いのかは置いておくとして、ここで問題になるのはオリジナリティの消失です。色んな背景を持った人が作ってきたからこそ、幅があったボカロ曲が、形式的になったんですよね。しかもそのタイミングでどんどん、黎明期を支えたPが去っていき始めた。そうなると新規性は生まれず、ボカロ曲はどんどん画一的になっていきます。もちろんその後もオリジナリティを持った人は現れたんだろうけど、画一的になったシーンにおいてそういう異物は排除されやすい傾向がありますから。しかし消費者からは飽きられ人が去っていく。これが衰退の大きな要因なんじゃないかなと思います。ちなみにラノベもラノベ読んで育った人がラノベ書いてて云々みたいなのあるよね。

まあ、あとは丁度その時期がニコ動において歌い手や実況者といった人間が何かするという所に注目が寄せられて、ボカロがどんどん下火になっていき、ランキングに載らなくなったこととか、歌を主体としたオタクコンテンツ（大きいところで行くと某マスと某ライブ）の台頭も大きいでしょう。スマホの音ゲーがしっかりリリースされなかったのも大きいでしょうね。今やソシャゲの有無ってオタクコンテンツにおいて一番重要ですからね。

とりあえず、そんな感じで時代に取り残されていき、今の立ち位置に落ち着いたのだと思います。もう少し書きたいことがあったのだけれどめんどくさくなってしまった。

まあしかしですよ。いくら下火になったとはいえ、一時期はニコ動の中で最もシェアを持っているようなコンテンツですから、このまま消えることは無いでしょう。現に今でも曲がアップされ続けてますからね。それに、探せばいい曲はいっぱいありますから。いい曲が生まれ続けるなら「ボカロ」という音楽ジャンルは消えることないと思います。ま、多分あと6年くらいすればリバイバルが始まってまた息を吹き返すんじゃないですかね。音楽ってそういうもんですから。

とかなんとか言っておりますが。まあかつての名曲聞いて色々想いを馳せていたので少し言葉にしてみました。この曲を聞くと、「かつてのボカロ」はこの時点で終わったのかななんて思ってしまいますね。

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